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ENDRESS TALE

火炎の翼持つ者 黒き門より下る 4

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           ◆

「気分はどうだ?」
 シルクのシャツ一枚のしどけない格好で、カーテンの間から熱心に外を覗いているほっそりした後姿へと声をかけた。
 貴臣が目を覚ましたのは既に深夜で、ダニエルに用意してもらったサンドイッチと温めたミルクで軽い夜食を取り、シャワーを浴びると、顔色はすっかりよくなり、ユリを安心させた。しかし、あの原因不明の頭痛が何だったのかも、アリスの様子を見ただけになおさら引っかかる。
「うん、心配かけてごめん。もうすっかり……」
 よくなったと言いかけた貴臣の背中を、背後から抱き取って、その返事ごと艶やかな緋色の唇を奪った。
「こんな色っぽい格好で、外なんか覗くなよ。米軍の連中が夜通しうろうろしてるんだ。誰かに見られたら……」
「妬ける?」
 挑発的に振り返って見上げる漆黒の瞳が、悪戯っぽく笑う。「この野郎っ」と性質の悪い恋人を抱き上げて部屋の奥へと運び、手荒にベッドへ投げ出した。性急にシャツまで剥ぎ取って素足を開かせ、その間に滾った腰を押しつける。
「あいつらがびっくりして駆けつけてくるような声で啼かせてやろうか?」
 下着もつけないまま湯上りの湿りと温もりを残した場所へ、ぐいぐいと硬く兆したものを擦りつけて脅すと、ゾクリとするような艶冶な微笑が返ってきた。
「いいよ、ユリ。うんと、して」
「こいつ……」
 美しい年上の恋人の誘惑にはどこまでも弱くて、それも承知で誘ってくる相手には端から敵うはずもない。溺れ込むようにそのなめらかなミルク色の肌に顔を埋めて、薄い胸へと丹念に舌先を絡め、ささやかな突起を吸い上げた。
「あぅ、んっ、ユリ……もっと、強く」
「こうか?」
 噛みつくみたいにやんわり歯を立ててやると、そこは鮮やかに色を増す。豊かな女のものよりもっと淫らで感じやすい尖りを、何度も舌で弾いてやった。
「あっ、あ、あ……」
 胸を弄られて反射的に浮き上がった腰を、一方の腕に抱え込み、掌で心地よい小さな丸みを揉みしだく。
 張りつめて震える媚肉の奥に待ち焦がれている場所があって、そっと指先を忍ばせれば呑み込むみたいに妖しく蠢いた。
「物欲しそうだな」
 胸元から顔を上げ、わざと確かめるように囁くと、「ばか」と赤くなった貴臣がなじって、「早く」とせがむみたいに腕の中の細腰を揺らめかす。餓えていることを隠さずにそうして求められると否やはなくて、「可愛いな」と笑いながら、さらにあられもなく内腿を開かせた。
 晒された狭間は清潔な色をしてまだ慎ましく閉ざされていて、ユリの甘い笑みを誘う。
「ここ、舐めようか?」
 そのボディソープの香りのする入り口へ口づけながら訊ねると、「だめっ」と潤みきった答えが返った。
「待てない、から……ゼリーで、して」
「すぐ、欲しいのか?」
 堪え性がないからと急かされて、滴り落ちるような貴臣の欲望を知れば、焦らすどころか自分のほうが呆気なくさらわれそうだと苦笑した。
「うん。早く……」
 求めて伸ばしてくる白い指を握りしめて、一本一本くすぐるみたいに愛撫してやりながら、もう一方の手でベッドサイドのチューブを取り上げ、器用にゼリーをすくい取る。自分から腰を浮かせて待っている貴臣の後ろへと、たっぷりとそれを塗りつけた。
「あ――っ、あんっ……」
 せつなげに細く息を吐いて力の抜けた奥へと指を捻じ込むと、びくびくとわななきながら熱い粘膜がまとわりついてくる。
「ユ、リ、ユリっ……」
「おい、まだイくなよ」
 入れるまで待てとなだめながら、狭い内部を慣らすように埋め込んだ指を抽送した。
「あんっ、あん、い……いいっ」
 高く掠れた嬌声を撒き散らし、シーツの上で悩ましくたおやかな下肢がくねる。啜るみたいに奥深くへ指を食まれて、ユリは「堪らねーな」と卑猥に唇を舐めた。
 十分に解してもいない奥は、それでも貴臣の欲しがる気持ちだけでとろりと甘やかに蕩けて、注ぎ込まれたゼリーの蜜を滲ませる。
「もう、入れるぞ」
 そう言いながら了承を得る前に、あてがった剛直を突き立てていた。「あぁ――っ!」と甲高い悲鳴が放たれ、一瞬、本当に警邏中の米兵が飛んでくるかと冷やりとしたけれど、かまうもんかと根元まで貫いて揺さぶった。
「あっ、あっ、いいっ、ユリっ、いいっ……!」
 夢中になって叫んでいる貴臣は、もとよりそんなことを気にする気配もない。さっき窓から外の様子を窺っていたし、アリスのことも大まかには話してある。人一倍用心深い貴臣が、東京の自宅以外の場所でここまで乱れることも珍しい。何を感じているんだろうと、そのどこまでもなまめかしいおもてを見下ろした。
 涙に濡れた闇色の虹彩に見つめるユリの姿を映して、貴臣は「もっと」と淫らに揺れる腰を掲げて恋人の情熱を煽る。手荒く手繰り寄せ、欲しがるままに激しい律動を与えてやりながら、わずかな違和感もすぐに消え去った。
 アーサーの思惑も大統領の命令も、ニューヨークの秘密も関係ない。ただ腕の中の人が幸せで、満ち足りていてくれさえすればよかった。ユリが望むことなど、たったそれだけだ。
 眠り続ける異父妹の運命は気になったが、アリスには父親もロイもいる。ダラスでユリに「会って確かめろ」と言ったロイの顔色を見れば、あの男の想いが本物なのはわざわざ問うまでもなかった。七年間、そうやってアリスだけを見つめてきたのならばなおのことだ。あの男がついているなら、今さらアリスのことでユリの出る幕もないだろう。
 アーサーに連絡を取り、ここまで来たのも貴臣のためだったし、ユリが守るべき相手もたった一人だ。それさえ見失わなければ、ニューヨークの闇がどれほど深くても、必ず二人で日本へ帰れると信じていた。
 ただ一途に熱く溶けた水色の瞳で求め続ける男へと、果てしない闇を宿した双眸が密やかに微笑む。
「ユリ……」
「うん?」
「俺を、離さないで……何があっても、おまえに繋ぎ止めてくれ」
 また夢の中と同じ科白かと、汗ばんだ背中を抱く腕にいっそう力を込めた。そんなふうに何度も確かめる必要などないのだと、どうすれば納得させられるのかと少し歯がゆくもある。けれど、この孤独な魂には、訊かれるたび根気よく何度でも答えてやるしかないのだろうとも思う。そうして貴臣が安心するまで、一生抱き続けてやればいい。
「離しゃしねーよ。貴臣が嫌がったって、離してなんかやるもんか。おまえの肌も指先も、髪の毛の一筋まで、全部俺のものだ。ここも、この蕩けた熱い内側まで、誰にも渡さねー。俺だけを、刻みつけてやる」
「ああっ、ゆ、り……ユリ……」
「いいか? 感じるか?」
 大きなストロークで突き上げながら、その勢いでがくがくと揺れ動く白い顔を覗き、額と言わず頬と言わずそこら中に口づけを降り注いだ。赤く蠢く舌をとらえて食いつき、執拗に啜ってあふれた雫を飲み込ませる。
「はっ、あんっ、あ、あ……ふっ……ユリ」
「ここにいる。おまえの中に……俺が、わかるだろう?」
 確かめてみろと限界まで昂った楔を突き入れれば、淫猥に顫動する内壁がきゅうきゅう締め上げて歓喜に震えた。
「んっ、ユリ……熱い、大き……」
「これが好きか?」
 唆すように訊ねると、恥じらいなどとうに忘れた正直な仕種がこくこくとうなずいて、大胆に細い腰をまわす。
「好き……すき、好きっ、もっと、突いて。いっぱいに、して」
「ああ、いくらでもしてやる。おまえが、欲しいだけ……どこへも行くなよ、貴臣。永遠に、おまえは俺の下で悶えてろ」
 傲慢な言い方にさえ、うれしいと咽び泣いて、すがりつくしなやかな指が蒼い竜の棲む背中に微かな爪痕を残す。そのほのかな痛みさえ愛しさを掻きたてて、荒々しい動きに巻き込むように撓めた芯へと、深い抽送を速めた。
「あっ、あっ、ユリっ、ゆりぃ――」
 細く尾を引く声で泣く恋人へ、汗ですべる肌をぴったりと重ね合う。鼓動の速さまで交じり合って、どちらのものかわからなくなる。
「もう、イくか?」
「ん、イくっ、イきたいっ……ユリ、ユリの」
 中にちょうだいとなまめかしくせがまれて、抑えなど利くはずもなかった。ぱんぱんと高い音を立てて下肢がぶつかり合い、息を詰めた瞬間、灼熱で甘い粘膜を濡らした。すぐには終われない激情を繰り返し注ぎ込むたび、高く浮かせたままのか細い半身が撓って健気に締めつけてくる。絞り取られるみたいなその所作に、煽られるまま与え尽くした。
「すげ……」
「ん……?」
「貴臣に……食われてるみてーだな」
 啜り続けるその場所の蠢動はあまりにも貪欲で、「気持ちいい」と笑ってみせると、いつもみたいに恥らうかと思った相手は妖しいほどの婀娜めいた笑みを浮かべる。
「食べて、しまいたい」
 首筋に抱きつかれ、「おまえが、愛しい」と囁かれて、滅多に口にしない貴臣の危険なほどの愛情に、たじろぎもせず唇を綻ばせた。
「もっと、食うか?」
 唆すように問いかけて、交わったままの細腰を引き寄せてやる。あれだけ貪り尽くしてもまだ硬度を失っていない若い性器に、貴臣はさすがに目を丸くした。
「疲れて、いないのか?」
 長距離の移動のあともほとんど休んでいないのにと気遣われ、「別に」とタフな笑顔を返す。
「貴臣が相手だったら、何度でもいけるぞ」
 ゆっくりと揺り動かされるとさらに内部で膨れ上がっていく欲望に、夜を映す瞳もすぐにとろりと潤み始める。
「もっと……食べさせて、ユリ」
 自らしなやかに下肢を差し出し、しどけなくまわしながら吸いついてくる内部へと搦めとられれば、嫌なはずもなく、ユリはそこへ食われるために嬉々として熱い凶器を送り込んだ。
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