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花と牙

花闇 ~退魔師・能勢頼人の誘惑~ 5

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        白妙

 マンションのエレベーターを降りて、部屋のドアを開けると同時に、互いを引き寄せ合う。
 夢中になって細い背中を掻き抱き、口づけしてくる大介に、頼人はホッとして身を任せた。
 待ち焦がれていた肌がいっきに熱を上げ、膝に力が入らなくなる。くずおれそうな頼人の体を、大介の逞しい腕が強く抱き止めた。
「頼人、さん……?」
「離すな。もっと……」
「でも……これ以上、続けたら、俺……我慢できなく」
「いいからっ!」
 もどかしく、日焼けした首を抱きしめていた。傍らの壁に背中を預けられ、熱い舌でいっそう激しく口腔を蹂躙されて、喉を鳴らす。
 もう待てないと、腰にまわされた大介の手を取って、スラックスの上からでも反応を隠せない性器に触れさせた。
 大介はいつものように怯みもせず、淫蕩な手つきでまさぐってくる。慣れない仕種にも感じて堪らなかった。
「はっ……あぁっ……」
「頼人さん……」
 直接触れたいと、熱を孕んだまなざしで許しを請われて、コクコクとうなずく。
「早くっ、大介!」
「あんまり、煽らないでください。俺、余裕なくて……」
 悲鳴のように釘を刺してくるのは、実際、大介のほうも我慢が利かなくなっているのだろう。頼人にとっては、望むところだ。
「出したいか?」
 確かめながら、大介のベルトを外し、ジッパーを下ろして、ためらいもなく下着の中へ指を伸ばした。
「硬い……」
 勃起した形をなぞるように指をすべらせると、同じように頼人の性器へ這わされていた大介の掌が、きつく握りしめてくる。
「あぁっ……!」
「痛かった……?」
「バカッ、違うっ……」
 そうじゃないと否定しながら、誘うみたいにあさましく腰が揺れた。もとより足りない理性も恥じらいも、とっくにどこかへ失せてしまっている。
「大介っ……」
 その先にある甘い愉悦を期待して、掠れた声で狂おしい愛撫をねだった。
 頼人のどれだけ乱れた挑発にも、大介は気後れするどころか、かえって昂らされたみたいに、細い肢体を縛めた腕に力を込めてくる。
「後ろも……?」
「んっ、ん……早く……」
「でも……」
 きわどいところまで触れてから、大介はどうやって進めればいいのかと、困惑して手を止めた。
「上着の内ポケット。警察手帳の間に、コンドームとゼリー、挟んであるから……」
「……そんなところに?」
 さすがに、呆れた顔で呟かれた。知っているのは、長らく頼人の相棒を務めてきた三浦くらいだけれど、彼にも再三やめてくれと注意されていた。
「わかりやすいだろ?」
 唖然としている大介に、潤んだ目を上げて、頼人は艶然と笑ってみせた。
「本当に、あなたは……」
 仕方ないと言いたそうに微笑み返し、大介は、まだ遠慮した仕種で頼人の上着のポケットから手帳を出す。
 その不慣れな恋人のために、頼人は自分でネクタイをゆるめて、シャツのボタンをはずし、下半身は下着ごとスラックスを脱ぎ落とした。
 大介は、コンドームとゼリーのパッケージを破り、右手の指にはめたそれで、頼人の素脚の間を慎重にさぐった。
 冷たい感触を敏感な粘膜に宛がわれて、反射的にビクンと震える。
「すみません、冷たかったですか?」
「平気だ。奥まで……入れて」
 頼人がせがむまま、中へ触れてくる。異物が入ってくると、その刺激と大介の指だという愛しさに、勝手に奥が蠢いた。
「まだ、締めつけないで。頼人さん……」
「あっ、あ……、大介っ……、もっと……」
「そんなに締めたら、動かせないから……頼人?」
「大介、大介っ……もっと……」
「……頼人」
 何を言われても、もう耳に入らなくなる。快楽に溺れて放心したように喘ぐ頼人を、大介は蕩けそうな甘い声で呼んで、抱きしめ、根元まで挿入した指を遣い始める。
「あぁんっ……あ、あっ、あ……大介、いいっ」
 中の動きに合わせて、しなやかに腰をまわした。
 側にいても触れることもできなかった虚しい時間を満たそうとするように、貪欲に愛しい男を味わった。
「頼人……そんなにしたら、俺、本当に……」
 酔ったように囁いた大介の気配が、ふいに変わる。
 薄暗い明かりの下へあふれてくる眩しい白銀の光に、彼が頼人の誘いを拒み続けていた真の理由を見つけた。
 頼人の危険な恋路を邪魔するつもりで、どうやら三浦たちこそ、大介の口実に使われていたらしい。
「凄いな。八頭の蛇だ……」
 大介の背後に蠢く七つの蛇頭が見えて、頼人は、思わずそのひとつへと手を伸ばしていた。
 真っ赤な瞳をした白蛇が、頼人の腕におとなしく頭を預ける。
「やっぱり、あなたはこの姿を見ても、驚きも恐れもしないんですね」
「驚いてるよ。こんな解放もできるんだな……」
「面白がってるだけじゃないですか」
 頼人にこの姿を知られて、嫌われはしないかとでも、案じていたのだろうか。大介は、どこか拍子抜けしたみたいに、拗ねた声音で咎める。
「そうじゃない。感心してるだけだ……」
 チロチロと白い指を舐める真っ赤な蛇の舌に、頼人は心地よさそうに目を細めながら答えた。
 長い間、自分と人との違いに悩んできたらしい大介は、頼人と出会った二十七歳まで、誰にも触れたことのない童貞だった。
 強い思慕と肉体の快楽によって解放されるこの男の本性を知っているのも、また頼人だけだろう。
「この俺に、そんなふうに触れてくれるのは、あなたぐらいです」
「触れてるのは、おまえだろ? 体の中まで、いやらしく弄りまわして……」
 今さら、正体を見られたからと尻込みするような立場かと、艶やかに責めてみせると、大介は小さな笑い声を立てた。
「そうですね。もう……いいですか?」
「だから……早くって言ってるだろう」
 待ちきれないとねだる頼人のたよりない膝を抱えて、大介は、後ろの壁との間で挟むように抱え上げる。
 ゼリーでしとどに濡らされた粘膜の入り口を、火傷しそうな屹立がすぐに圧迫した。
「はんっ……大介」
「力を抜いてください。……頼人」
 懐かしい響きが耳元で名前を呼ぶ。確かに大介の声なのに、別のもののようにも聞こえて、頼人は遠い記憶をたどっていた。
(誰だ……わたしを呼ぶのは?)
 ふっと記憶の切れ端に届きかけた意識を、強烈な熱と引き裂かれそうな刺激に引き戻される。
「ひぃっ……あぁっ、あ、あ、あぁぁ――っ!」
「頼人……きつい、ですか?」
「大介っ……あぁぁぁっ!!」
 自分も苦しそうに訊きながら、いたわるように頬を撫でてくる大介に、深々と根元まで貫かれた瞬間、呆気なく絶頂へとさらわれた。
「頼人……?」
「あ……」
 入れられると同時にイってしまうなんて、いくら感じやすい頼人でも滅多にないことで、しばらくは返事もできず、爪先まで痺れたような余韻にわなないた。
「我慢、できなかった?」
 大介のほうに他意はなかったのだろうけれど、耳元で再び訊かれて、自分の失態にカーッとのぼせ上がる。
「……おまえのせいだ」
 一週間も放っておかれたせいだと、頼人は恨めしげな小声で呟いた。
 その不機嫌な声音を聞いて、何か勘違いしたのか、大介は慌てて離れていこうとする。
「ごめん……苦しかったら、抜きます」
「バ、カッ……」
 八つ当たりだってことぐらいわかれと、実直に体を離そうとする男の逞しい首に、夢中でしがみついた。
「今やめたら、二度と部屋に入れないぞ……」
 部屋に来いとしつこく誘ったのは頼人のほうなのに、傲慢に脅迫した。
 安心したみたいに、クスリと微かな笑い声が洩れて、紅潮した頼人の耳朶にかかる。
「それは、困ります……」
 笑みを含んだ大介の言葉は、ひたすら甘く頼人をあやした。
「ゆっくり動きますから、つらかったら言ってください」
 すっかり萎えている頼人の細い腰を、そっと抱え直した大介の腕に、やさしく揺らされる。
 敏感になっている中は、それだけで蕩けて、どうしようもなくせつなく疼いた。
「あんっ……」
「きつい……?」
「平気だ。……奥に、当たるっ」
「あんまり挑発しないでください。俺が、保ちません……」
 繋がり合った熱を感じるまま、あられもない言葉をこぼす頼人に、大介が困ったように耳打ちしてくる。
「我慢しろ……」
 先にイった自分を棚に上げて、身勝手に命令した。大介は怒りもせず、堪えているような荒い息をついて、頼人を抱きしめてくる。
「頼人……」
 愛しげな囁きが聞こえ、頬を啄まれた。ワイシャツの下から入れた掌で、汗ばんだ薄い背中をまさぐられる。
 深い愉悦に喘いで仰け反らした胸にも、熱い唇が下りてくる。
「あんっ……」
 赤く色づいて尖った乳首を舌で濡らされ、やわらかく吸われた。
「もっと、強く……」
 頼人が求めるまま、そこを濃密に刺激されて、ゆるやかに身悶えた。小刻み揺すられている下肢のほうまで痺れて、物足りなくなってくる。
「大介……突いて」
 こみ上げる欲情を素直に口にすると、待ちかねていたように後孔を深く穿たれた。
「あぁぁ――っ! はぁっ……」
「苦しく、ない……?」
「ないっ、いいから……もっと……」
 ねだるみたいに、自分からしどけなく腰を振る。頼人の淫蕩な動きに合わせるように、大介が激しく突き上げてくれる。
「あぁっ! いいっ! いい、大介……中、溶ける」
「頼人……」
 恍惚とした表情を、灼けつきそうなまなざしが見下ろしていた。紅蓮の赤を透かした瞳に、ゾクリと震え、さらなる極みへとさらわれていく。
「大介……っ」
「頼人、頼人……」
 ただ自分の名前を呼び続ける声にも昂った。
 強靱な腕に引き寄せられ、貪るように挿送されて、繋がり合った奥へ大介の熱が迸る。そして、ふっと頭の芯が暗くなった。
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