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●恋

砂上の仁義 3

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     3.

「クシャンッ……!」
 布団の中に潜り込みながら、夏風邪以外はひきそうにない大男が派手なくしゃみをした。
「大吾(だいご)?」
 両親を亡くした三歳の時、極道だった祖父に引き取られ、この剣持(けんもち)大吾をお守り役にして育った若宮蒼一郎(わかみや そういちろう)は、今では恋人に昇格した男へと怪訝そうなまなざしを向ける。
 枕の上でサラリと揺れた黒髪には、蛍光灯の光を受けてきれいな天使の輪が浮かんでいる。パジャマの袖や、ゆったりとした襟元からこぼれる肌の色は、夏の日焼けの名残もいつの間にか消えて、透きとおりそうに白かった。
 涼しげな黒瞳をやわらかに隠す睫毛が長く、面立ちはどちらかといえば母親似で、完璧なシンメトリーに整っている。
 通っている高校では、女子にも男子にもよくモテた。蒼一郎に絶対の信頼を置く教師たちと、後輩たちに切望されて、二学期までは生徒会の会長を務めていたが、本格的な受験シーズンを迎えて、その重責からもようやく解放された。
 その分、受験勉強に打ち込みたかったのだけれど、水上組と勢力を際限なく拡大しようとするチャイナ・マフィアとのいざこざに、否応なく巻き込まれているのが、蒼一郎の現状だった。
 第一、恋人である現若宮組の組長の大吾が、チャイナ・マフィアたちに目の仇にされているのだから、気の休まる時がなかった。
 もっとも怖い者知らずの本人に、その自覚があるのかどうか、蒼一郎にも定かではない。
「チクショウッ、誰か俺のよくねー噂をしてやがるな」
「自業自得だ……」
 大げさなくしゃみの原因は、風邪でも湯冷めしたわけでもなく、よからぬ噂話だろうと勝手に決めつけて罵る大吾に、蒼一郎は冷ややかに同意しつつ、それも身から出た錆だと評価を下した。
 可愛い恋人の適正な指摘を受けて、大吾は反省するどころか、いかにも不満そうに鼻を鳴らす。
「常日頃、品行方正なこの俺が、なんで自業自得なんだよ?」
 パジャマのズボンの中まで忍ばせた不埒な指で、執拗に蒼一郎のなめらかな股間をまさぐりながら、大吾は真顔で訊いた。
 そういう行為をしながら、どの口が品行方正などと言うのかと、蒼一郎は呆れた目で、男を見つめ返す。
「おまえ、品行方正の意味を何かはき違えてるだろう?」
「あんまり憎たらしいこと言うと、いじめるぞ」
「アァッ! バカッ、いきなり……入れるなっ。ヒッ!」
 急いたように潤滑ゼリーを塗りつけた大吾の指が、仕返しみたいに敏感な襞の中へと入ってくる。容赦のないその蛮行に、蒼一郎は高い悲鳴を上げていた。
 大吾の少し前に風呂を使った時、自分でそこをきれいに洗い、いくらか慣らしておいたから、強引なやり方にも、傷つけられるほどの苦痛はない。それでも刺激の強さは、目眩のするような強烈なせつなさを、蒼一郎に与えた。
 当然、大吾のほうも、彼に中を弄られることを承知で、いつもきれいにしている蒼一郎の心遣いを知っての上だ。
 厳つい指の関節を巧みに使って、とっくに知り尽くしている蒼一郎の弱みばかりをピンポイントで責め立ててくる。
「ここ、だろ? 蒼の堪んねートコだ」
「アッ、ア、アッ……大吾っ!」
 そうでなくとも、大吾に夜毎に抱かれるようになってから、性器でもない体の中が怖いほど感じやすくなってきた。それは、経験を重ねれば重なるほど、蒼一郎自身を危ういものに変えていくようだった。
 大吾とこうなった時から、この凶暴な恋人のオンナにされることは覚悟の上だったし、それが嫌だともちっとも思わなかったけれど。
「ちんちん勃ってきたぜ。……ほんと、体は素直で可愛いのに」
「いやらしいこと、言うなっ!」
 ヤクザな男の恥じらいもない台詞には、どうしても慣れない。かえってその羞恥が、蒼一郎の心と体を妖しく掻き乱してしまうことも気づいていた。
 これは、蒼一郎を調教する大吾の手管だ。逆らえもしないし、受け入れると決めたのも自分自身だった。
「いやらしいのは、蒼の体だろ。ほら、気持ちいいんだろ?」
「アッ、アッ……ッ」
 中を責められれば、そう教え込まれている膝が勝手に開いてしまう。面倒くさそうな大吾に引き裂くような勢いでパジャマのズボンを脱がされて、下着もつけていない下半身を獣みたいにギラついた男の目にさらされた。
 一番弱いところばかりを狡猾な指に抽送されて、瞬く間に追いつめられていく。甘ったるい吐息ばかりが洩れて、男の淫行を煽っているようにしか聞こえない。
「奥のほうが、ギュウギュウ指を締めつけて、絡みついてくるぜ」
「大吾っ、もうっ……」
「ん? もうイキたいってか?」
「そんなに、擦るなっ……保たなくなる、からっ!」
 堪らずに、手加減してほしいと哀願が口を衝いた。すでにノリノリの大吾が、そんなことで許してくれるとは思えなかったけれど、このままではどれほども保たずに粗相をしてしまう。
 あっさりと自分だけをイかせてくれるつもりがあるのかどうかさえ、大吾のたくらみを蒼一郎はまだ見抜けなかった。
「イってもいいんだぜ、蒼。俺に尻ン中擦られただけで、前には触られもしないのに、出しちまっても……」
「大吾……っ」
 見下ろしてくる男に、唇へ噛みつく激しさで口づけられて、蒼一郎は与えられた熱い舌を従順に舐めていた。
 爛れたキスも貪るように荒々しいセックスも、無垢だった体に、全部この男から教えられた。初めて出会った三つの時から、蒼一郎はずっと彼だけのものだった。
「お尻で気持ちよくなって、イク顔、俺に見せろよ、蒼……」
 悪魔みたいに卑劣な男は、自分の腕の中で堕ちてみせろと、低い声音でとびきり甘く唆す。
 それがどんなに屈辱的な行為だろうと、蒼一郎にはためらいも迷いもなかった。愛する男が自分の痴態を見たいというなら、どんな恥ずかしい姿でもあらわにできる。大吾が、それを望むのなら……。
「大吾……アッ、アァッ……ア、ア、アァァ――ッ! アァ――ッ!」
 飛び散った欲情が、震える真っ白な胸を濡らし、シーツの上まで滴り落ちた。
 点々と散ったとろりとした白濁を、大吾は見せつけるみたいに舐め、汚れている乳首をことさらいやらしくしゃぶる。
「アウンッ!」
 淫らな刺激にビクンとわなないて、まだ中に含まされたままのごつい指を、反射的にきつく締めつけていた。
「堪んねーな、蒼。おまえの中。狭くて、熱くて、そのくせ蕩けるみてーにやわらかくて、欲深い……」
「アッ、ア……ッ。そんなに、したら……っ」
 イッたばかりなのに、グズグズに溶けた奥を手荒く掻き乱されて、蒼一郎は泣き声混じりの悲鳴を上げる。
「食いついてくるぜ。指だけじゃ、まだ足りねーって……」
「ダメ、だ。大吾……まだ、無理ぃっ」
 不穏な言葉に、ブルッと震え上がった。こんな状態で大吾の屹立に貫かれたらどうなるか、何度も経験があるからこそ、怯えて手足が竦む。
「無理じゃねーよ。こんなにグチョグチョだ。今なら、俺のモノだって楽々だろ……」
 泣いて拒む蒼一郎へ、楽しそうに言い聞かせながら、大吾は凶器のような猛々しい剛直をあてがって、容赦なく押し込んでくる。
「ヒッ、ヒィィ――ッ! アァァァ――ッ! アァッ、ア、ア……イヤァァ――ッ! 揺さぶらない、でっ……大吾、ダメッ」
「すっげー、気持ちいいぜ。蒼……おまえのアナル」
 おかしくなると、嗚咽しながら訴える蒼一郎を、大吾はわざと下品な言葉を使って陵辱する。
「バカッ……!」
 圧倒的な男の力に体は打ちひしがれながら、なおも強気になじった蒼一郎の唇に、大吾はまた噛みついて、貪るように口腔を舐めまわした。
「はっ、はぁっ……アンッ、ア……アァッ!」
 いくら慣らされているとはいえ、もともと大きすぎる逸物に、最奥まで激しく突いては引き戻され、愉悦というよりは責め苦にも似た快楽に、蒼一郎は身も世もなく啜り泣いた。
「蒼っ……蒼! チクショウッ、俺のほうが持っていかれちまう」
 箍がはずれたみたいに逞しい腰を夢中で動かしながら、大吾が忌々しそうにポロリと本音を洩らす。
「大……吾?」
「嘘じゃねーよ。……ほかの誰とヤっても、これほどの快感は得られねー。おまえでなきゃ……。いい体、してやがるっ!」
 珍しく真面目な顔で、蒼一郎でなければだめなのだと告白した大吾は、照れ隠しみたいに最後は茶化し、いっそう強引に突き上げてくる。
「アァッ! バカッ、大吾……っ」
「おまえがいい。おまえだけが、いい。……だから、どんな時でも、俺を受け入れてくれ、蒼」
 常日頃、どこまでも傲慢な男の哀願するようなまなざしに、ズキンと胸が疼く。
 蒼一郎の体をこうして好き勝手に翻弄していても、甘い肉と艶やかな泣き声に、酔わされ、惑わされているのは、実は大吾のほうなのかもしれない。
「僕の体は……おまえを拒んだことなんか、ないだろう?」
「……だな」
 口ではどんなにきついことを言っても、この体はどこまでも大吾を慰め、甘やかしたがる。わかっているだろうと訊くと、男は心の底からうれしそうに笑った。
「……ゆっくりっ、大吾」
「悪りぃ。待てねー。おまえン中に、精液、ぶちまけてー……」
 あんまり激しくされると、また保たなくなると訴えたのに、本当に待ちきれなかったのは大吾のほうだと、あられもない言葉で教えられた。
「恥ずかしこと、言う、な……っ! ヒィッ!」
 たしなめたとたん、ズブリと奥まで突き刺さった大吾の凶器から、熱いものが迸り、遠慮もなく中を濡らされる。狭い襞の中へ、たっぷりと注ぎ込まれてくる。
「アゥッ……」
 さんざん欲望を吐き出して、体の芯から抜けていく荒々しい屹立に、蒼一郎は低くうめき声を洩らした。
「あ~あ、出ちまった。もうちょっと、おまえを楽しませてやるつもりだったのに……」
「もうっ、十分だ……」
 残念そうにぼやいた男へ、掠れ声で言い返した。涙でぼやけた蒼一郎の目に、ぐっしょりと濡れそぼったまま、下腹にまだ隆々と反り返った大吾の凶暴な性器が映る。
「おまえ……。大吾?」
「俺はケダモノだからな……」
 らしくもなく気まずそうに、大吾が頭を掻く。一度果てただけでは終わらず、そのまま二度目に挑んでくることもあるくせに、身勝手な男が、今夜は珍しく蒼一郎に遠慮しているらしい。
「大吾……」
 そんな殊勝な真似なんか似合わないのにと、こっそり笑って、蒼一郎は側に来いと、大吾の手を取って引っ張った。
「蒼……?」
「お尻で今すぐするのは無理だけど……。口なら、使えるから……」
「おまえが……フェラ、してくれンのか?」
「いちいち訊くなっ!」
 そんな言葉を口に出されたら恥ずかしいだろうと、無神経な男を叱る。
 それでも、いそいそと枕元に腰を落とした大吾の怯みそうな大きさのものを口に入れ、丁寧に舌を絡ませた。彼から教えられたとおりに、頭だけ動かして、やわらかく口腔で締めつける。
「ヤベッ……気持ちよすぎる」
「出せよ。全部、飲んでやるから……」
 いったん口から離し、飲ませてほしいと囁くと、大吾は大きな掌で、ひどく愛しげに蒼一郎の頭を撫でる。
「めちゃくちゃ、幸せだよ、蒼……」
 本当に蕩けそうな顔で、大吾が臆面もなく囁くから、大きすぎる性器を銜え込んだまま、柄にもない男を「バカ……」と目顔でなじる。
 けれど、その台詞を証明するみたいに、蒼一郎の口の中でますます膨れ上がっていくものの荒い脈動まで感じていた。
「蒼……出すぞっ!」
 了承する前に、蒼一郎の喉を灼熱が叩いた。大量に溢れてくるものを、なんとか咽せないで飲み下す。
 後始末をするように献身的に性器を舐めていると、いきなり股間から頭を引き剥がされ、大吾の膝に抱き上げられていた。
「口ン中、見せてみろ」
 言われたとおりに、まだ精液の残っている口を開けると、覗き込んできた大吾に、長い指で口腔を掻き乱される。
「んっ、クッ……ん、んっ」
 自分の精液を滴らせた指で、蒼一郎の唇を撫で、上気した頬へなすりつけ、細い首筋をたどって、淫靡な仕草が尖りきった小さな乳首を強くつまんだ。
「アンッ! 大吾っ……大吾」
 ビクビクと震えて、乱れた腰を無意識に男の膝へとせがむみたいに擦りつけてしまう。
「こんなに小さくて可愛いのに、どんなおっぱいよりもいやらしく見えやがる……」
「大吾っ……」
 熱っぽく告げた大吾の太い腕に、ギュッと抱きしめられた。燃えるような男の吐息が、耳朶にかかる。
「なあ、蒼のお尻、うんと舐めたい」
「やっ……!」
 押し殺しているのに凶悪なその声音に、ゾクリと震え上がった。体の芯が、あさましいほど甘く疼く。
「嫌、か?」
 返事なんかわかっているくせに、色悪なまなざしは、間近から蒼一郎を見つめながら念を押す。
「嫌……じゃない」
 答えたとたんに、乱れきった布団に投げ出された。俯せになった腰を掲げさせるように、枕と掛け布団を腹の下に押し込まれる。
「何度でも、イっていいぜ、蒼……」
 怖しい宣告をして、大吾がやわらかな尻へと餓えた猛獣みたいに食らいついてきた。
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