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『砂城の王子たち』

 ←わ~ん →で、『女王様の憂鬱』です
suna
書きました。久々に、もうこれでもかってぐらいめちゃめちゃ書きました。
タイムリミットぎりぎりだったので、自分でもちょっと日本語になっているかあやふやだったりしますが(-_-;)
とりあえず、出ればいいっ。
お仕事じゃないので。
仕事だと、さすがにそこまで無責任はできませんが;;;
兄弟再会編。でも主役はサイ女王様;;;
お楽しみくださいっ。

お試しは、追記にて。

 振り返ってからかうサイを、ジンは真剣な目で睨みつけてくる。
 空港で偶然、シンに再会してからずっと、ジンがどれほど自分に言いたいこと、訊きたいことを呑み込んでいたかは、わかっていたけれど。
「言いたいことがあるのか?」
 もう二人っきりだから、なんでも言っていいぞと、ジンを促してやる。
「殿下が、あの男のはとこだというのは初耳でした」
「ああ、隠していた。説明するのも面倒だったし、今日会ったのだって偶然だぞ。シンと会うのは十年ぶりなんだ……」
 前に、ジンにアル=アサドの血縁なのかと、ちらっと訊いたことはあったけれど、わざと確かめもしなかった。サイは、自分がジンの異母兄であるシンと親しいことも、黙っていた。
 組織の中でテロリストとして育てられたジンが、シンを兄と慕っているとは思わなかったし、本当の彼の気持ちを理解できる者などいないだろう。
 サイは、不用意な言葉で、ジンを傷つけてしまうことが怖かった。でも、こうしてシンと出会ったのも、すべてを打ち明けるいい機会なのかもしれない。
「ずいぶん親しそうでしたが……」
「まあな。一年ぐらい、シンの世話になったことがあるんだ。その頃、俺は殺されかかって大怪我を負い、精神まで病んでいた。医者から転地療養を勧められてな」
 今でこそ、ふてぶてしく傍若無人に育ったサイにも、もっと無邪気に人を信じていた子供時代があった。
 王家の中で、自分が禁忌の存在なのだと、死の苦痛と恐怖と共に教え込まれ、多少、おかしくなったとしても不思議はなかっただろう。
 暗殺者と他人に怯え、肉親の手にさえ怯え、自分の殻に閉じこもってしまったサイを、力強く抱き上げ、明るい世界を見せてくれたのが、はとこのシンだった。
「殿下……」
「そんな顔をするな。俺はほんの子供だったし、父の城から離れると、心も体もすぐに治った。シンは、幼かった俺にナイフの使い方や、銃の撃ち方、ケンカの仕方も教えてくれた」
 自分が痛いような表情になったジンに、昔のことだと笑ってみせた。
 今のサイを作ったのは、シンと過ごした一年間だと教えると、案の定、男のおもてを別の不安がよぎる。
「あなたは……」
「バ~カ、勘繰るな。いくら、おまえがあの男と似ていても、身代わりにしたことはない。あの頃の俺は、本当のガキだったし、シンのことは兄のように慕っていただけだ。……シンを兄と呼んだこともないおまえには、皮肉な話だろうがな」
 実の弟であるジンよりも、わずかな時間でも自分のほうがシンの側にいた。サイには、それが少し後ろめたい。本当なら、自分がシンと過ごしたあの時間は、ジンのものだったかもしれないのに。
「わたしは、シン・ビン・サイードを兄だと思ったことはありません」
「向こうは、異母弟だと言っていたぞ。……まあ、おまえは根暗だし、シンは無神経な男だからな」
 シンは、無神経で、他人の過去や生まれなどにはこだわらない男だから、この二人が和解することは可能だろう。もっとも、どちらも、今さらベタベタと馴れ合った関係などはごめんだろうが。
「殿下……」
 サイに根暗だと非難されたジンは、あからさまに不服そうなまなざしを返す。自覚がないのかと、男のその態度にちょっと呆れた。
「暗いだろう? すぐ、悪いほうへばかり気をまわす。俺の気持ちを信じていないのか?」
「……いいえ」
 シンの身代わりではないかと疑うなんて、自分の気持ちをわかっていないからだろうと責めてやると、ジンはきっぱりと首を横に振る。
 それなら、もう何も問題はないはずだと、サイは明るく微笑んだ。
「来いよ。空港でも機内でもキスひとつできなくて、ずっと我慢していたんだ」
「当たり前です」
 驕慢な命令に従順に従って、サイに歩み寄りながら、ジンは人前でキスなんかできるかと眉を顰めながら答えた。
「本当は、澄ました顔で隣に座っているおまえを、シートの上で押し倒したかった」
 両手を伸ばし、甘えるみたいに広い肩にしがみつくと、男の耳元へ囁く。そのままふわりと抱き上げられて、部屋の中央に置かれたカウチへ運ばれた。
 もうためらいもせずに覆い被さってくる男と、噛みつくみたいに激しいキスを交わした。
 サイは、自分からあられもなくトーブの裾を乱し、ジンの手を取って、湿り始めている下腹に触れさせる。
「はしたないですね」
「五日ぶりだぞ。おまえだって……」
 この期に及んでも、冷静な顔つきで咎める男に、よく平気でいられるなと唇を尖らせた。
 トーブの上から無遠慮にジンの性器をまさぐって、固い屹立を確かめると、ようやくホッとする。同時に、彼に慣らされた体の芯が、ズキズキと強く疼いた。
「これ……中に欲しい」
 濡れた瞳で甘くせがむサイのおもてを見下ろすと、ジンはひどく困ったように荒れた息を吐き出す。
「……煽りすぎです。……すぐには、無理ですよ。ちゃんと慣らさないと、痛い思いをするのは殿下です」
「わかったから、早くっ……!」
 なんでもいいから、この熱をどうにかしてくれと、痺れたような下肢を捩って、わがままに男を急かした。
「ここで、いいんですか?」
「いいっ!」
「後ろを向いて、お尻を高く上げてください」
「うん……」
 ジンが抱いてくれるなら、場所なんかどこでもいい。サイは、彼に言われたとおりに、いそいそと痴態をさらした。
 そのなんの疑いもなく信頼しきった無垢な所作に、いっそうそそられたように、ジンはサイの下着を丁寧に脱がせ、小さな尻を開かせる。
 熱い息が敏感な粘膜にかかって、そこへキスするみたいに淫らな唇を這わされていた。
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