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近況

復帰します

 ←またご無沙汰してすみません(__) →ありがとうございます
またまたご無沙汰しまして申し訳ありませんでした。
この数年来、体調不良でグダグダしていたんですが、今年は夏コミのあと、日課の散歩もできなくなるぐらいしんどくなってきまして、いくら更年期でもおかしいと、先月、耐えきれずに病院に駆け込みました。
で、原因がなんとなくわかってきまして、こんなことならさっさと行っておけばよかったんですが。
先週、簡単な手術を受けまして、どうにか復帰の目処も立ちそうです。
こんな年の瀬にバタバタせんでもええやろと思うんですが、腰が重いのも、もともとの性格に加えて、調子が悪かったんだろうなあと。
術後の経過は良好で、出血も止まり、これで貧血から解放されるかなと、ホッとしています。
まだ、年明けに検査の結果が出たり、ちょっと残ってはいるんですが、とりあえず来年はまともな体調になって、復帰したいです。

で、ありがたいことに、すでにお読みいただいたご報告もいただいているんですが、今月、ダリア文庫さんから『極研』が発行されました。
書店で見かけましたら、またぱらぱらっと確認して、よろしければお買い上げいただければ、大変幸せです。
明神先生が、かっこいい大学生ヤクザ四人組を描いてくださいました\(^O^)/

DVC00015.jpg

ガンの疑いもあったので(;^ω^)手術の結果次第で、年末のお祭りも行けるかどうかと、まわりにも止められていたんですが、「きれいなもんです」とお医者様にも太鼓判いただいたので、ちょっと参加してこようと思っています。

で、

hyosis.jpg

『極研』のもう一方のカップル、大希×孝史のニューヨーク留学中のお話です。
こちらも、気が向かれましたら、遊びにいらして、ついでに水月の元気な顔でも見てやってくださいませ。
ってか、印刷が間に合うのか大変微妙なんですが、間に合いそうなら、再度ご報告します(;・∀・)

とりあえず

30日(金)西1ホール む-19b
月代探偵社

新刊:間に合うか微妙;;
『異形の月』
ダリア文庫『極研』過去編 大希×孝史

表紙フルカラー A6(文庫サイズ) P58
500円


の予定w

実は、手術後に慌てて書いたので、ほんといろいろ不備も発見したり(;・∀・)なんですが、麻酔の後遺症で頭痛に悩まされながらがんばれたのは、せっついてくださった印刷所のおばちゃんのおかげです。

ようやく本調子なので、さっさと遅れている仕事します~~~。

試し読み↓



        3.


「ほんとに、こんな格好でいいのか?」
 秘密クラブというから、てっきり路地裏のひっそりとした場所を想像していた大希は、表通りに面した壮麗な漆黒のエントランスに、いくらか気後れしつつ呟いた。
 チャーリーの自家用車は真っ赤なコルベットで、それを建物の正面に横付けする。
「君なら大丈夫だよ……」
 平気、平気と笑うチャーリーは、カジュアルといいながらも質のいいキャメルのジャケットにホワイトシャツ、ココア色のパンツ姿で、VIP会員として恥ずかしくない服装だった。
 それに比べて、仕事帰りに、空港からそのままバーに行った大希は、普段着のTシャツとジーパンに、物は悪くないけれど着古した黒のレザージャケットという、いかにも子供っぽいチープなものだ。
 入り口で物々しい制服の備員につまみ出されないかと、心配するのも仕方なかった。
 チャーリーは慣れた様子で、ドアの脇に立つ黒服にコルベットのキーを預け、助手席から降りた大希の腕を取った。
 うれしそうなその横顔は、よほど大希との一夜を楽しみにしているらしい。罠ではないかという疑いも消せない大希は、慎重にその表情を窺った。
(まあ、ビビってても仕方ねーか……)
 腹を決めて、広々としたエントランスを抜けて、クラブへと入っていく。
 陰りが見え始めたとはいえ、大国アメリカのセレブたちが遊びに来る場所だ。さすがに、絢爛たる豪華さだった。
 さっきまでいた芸術家好みのシックなバーが、急に安っぽくちっぽけなものに思えてくる。どちらが落ち着いて酒を楽しめるかは、また別の話だろう。
 ここは金と退屈を持てあました連中が、己の成功を見せびらかすための場所だ。悪趣味なのは当然だった。
(ここに孝史がいれば、痛烈な毒舌が聞けそうなものだが……)
 ヤクザの世界だって、上の方は、このフロアを我が物顔で闊歩している下種な成金連中と変わらない。
 敷島のように、ヤクザは世の中の隅で堅気の邪魔にならないようにひっそり生きるものと、己を律し続けるような組長は稀だった。
 ましてや、国内の組が弱体化していく中で、麻薬や女、武器を資金源にして海外の組織が次々に入り込み、急速に力を伸ばしている現状は、規律とは無関係の無法地帯と言ってもいい。
 敷島は、そんな組の未来を案じ、せめて大希たちの世代に代償を課すことがないように、アメリカへ留学させ、ヤクザ以外の道を選ばせようとしてくれた。
 組長の深い親心は、大希たちも痛いほど理解していたし、ありがたかった。でも、組や亡き父親との繋がりも失いたくない自分たちにとって、祖父を支えてきた直系の烈の存在は、大きな希望だったのだ。
 何より、幼い頃から祖父の傍らにあって、古参の幹部たちさえ圧倒してきた烈の器の大きさは、「生まれる時代を間違えた」と彼らを嘆かせるほどのものだった。
 親譲りの個性が強く、悪く言えば身勝手な大希たち三人が、敷島家におとなしく収まっていられたのも、一番年下の烈が、常に一人一人を気遣い、包み込むように愛してくれていたおかげだった。
 烈はそれを、祖父譲りの血で無意識にやってのける。皮肉屋の孝史でさえ、烈の本質にはけっして逆らえなかった。
 あの正宗が、ひたすら恋し、崇拝し、自らの劣情に身を灼くほど苦しんで、それでも烈を忘れられないのも無理はないだろう。
 孝史がどれだけ足掻いても、烈にはなれない。それは、烈と正反対の気性を持つ彼自身が、一番よくわかっていたはずだ。
(いいかげん、おまえも正宗も自分の幸せを見つけろよ)
 届かない夢を追いかけたところで、現実の身も心も満たされることはない。むしろ、そんな夢は毒にしかならなかった。
 孝史は、知らず知らずのうちにその毒に蝕まれていたのだろう。
(まあ、俺だって、正宗の代わりなんかできやしないけど。……俺は、俺だ)
 生まれた時から、当たり前のように側にいた。あんまり近くにいすぎて、その心地よさを壊すことができなかった。
 やさしいだけの絆を、先に断ち切ったのは孝史だ。だから、今度は大希が答える番だった。
「ダイキ……」
 聞き慣れない口調で名前を呼ばれて、物思いから醒め、大希はハッと顔を上げた。不思議そうな目をしたチャーリーが、両手に琥珀色のグラスを持って覗き込んでいる。
「どうした?」
「悪い。なんだか人に当てられたみたいで、ボーッとしてた……」
 素直に悪かったと頭を下げると、チャーリーは安心したように笑顔を見せた。
「賑やかな場所は苦手かい?」
「仲間と馬鹿騒ぎぐらいならするけど、こんなお上品な場所はちょっと……」
 自分には似合わないと苦笑してみせると、チャーリーはグラスの一方を大希の手に押しつけ、開いたほうの腕を腰にまわしてきた。
「気にするなよ。君は、俺だけを見ていればいい……」
 頭半分長身で、体格もひとまわり逞しい大希を、チャーリーは巧みにリードしてくる。
(やばいな。このままだと、ほんとに食われそうだ……)
 その気になってくれている彼にはあいにくだけれど、大希は、孝史以外の同性にはどうやら興味を持てないようだった。
 生まれた時から、あんな超絶美人を見慣れていると、必要以上に目が肥えてしまうのは仕方がない。それに、性格のほうもとびっきり……ねじ曲がっている。
(俺って……精神的なマゾだな、絶対)
 今、孝史に会いたい。そして、あの冷たくきれいな声で、容赦なく罵倒されたい。そう思った大希の視界の端を、スッと冴えた煌めきがよぎった。
 客が密集したクラブのフロアではなく、広いテラス越しに、薄暗く樹木の茂った中庭を挟んだ別館のようだった。
 回廊には大きなガラス窓があり、その向こうを黒いタキシードを着た、いかにもVIP風の数人の男が歩いて行く。
 別館とはかなり距離が離れているから、狙撃に慣れ、夜間でも遠目の利く大希ぐらいでなければ、視認できなかったかもしれない。
 けれど、男の一人に肩を抱きかかえられるように歩かされている青年の横顔を、大希が見間違えるはずはなかった。
(見つけたぞ。……孝史)
 なんとか自分で歩いているものの、正気には見えなかった。ひどく泥酔しているか、おそらくは麻薬を使われているのだろう。
 この手の店にはありがちなことだ。商品の女や男を麻薬漬けにして性技を仕込み、客に供する。
 極道の世界でも、借金の形に女を風呂(ソープ)に沈めたりするのは、当たり前の話だった。
 商品が孝史なら、さぞかし売れるだろう。
 ゲイが集まるバーで、その凄まじい美貌に目をつけ、身元もよく確かめずに拉致したとしても不思議はない。
 いや、身元を知って、なおさら好都合と思われたのかもしれない。ヤクザの息子が一人、ニューヨークで行方不明になったところで、世間は騒ぎもしないだろう。
 まわりが黒いタキシードの男たちの中で、白いスーツ姿の孝史は、ひときわあでやかに目立っていた。
 日本人とはいえ、髪の色素は薄く、光の加減で銀色にも見える。瞳の色もまた、深く冷たいブルーだ。
 白銀の女王様――昔、中学の同級生たちにそう囁かれていた。確かに、王子様よりも、あいつの気性には女王様が似合いだった。
 プライドが高く、独善的で、なのに誰も逆らえない。孝史がたった一人、頭を下げるのは、年下の烈に対してだけだった。
「チャーリー、ここは少し騒がしいから、テラスに出ないか?」
 グラスを手にして、下半身をすり寄せてくる男を、薄暗いテラスへと誘った。人前で彼と触れ合っていることを、シャイな大希が照れていると思ったのか、チャーリーはあっさりうなずく。
「でも、中庭には入らないでくれよ。向こうは、VIP専用なんだ」
 蕩けそうな目つきのまま、それでも用心深く念を押された。よほど有名人の顧客が大勢いるのだろう。
「あんたもVIPじゃないのか?」
「……実は、俺じゃなくて、知り合いのカードなんだ。今、旅行中で、黙って持ち出してきたから、勝手に使ったのがバレたら拙い」
 大物なのはパトロンのほうだと、チャーリーは小声で告白した。
 とはいえ、ここまで潜り込めたのだから、だまされたと文句を言う筋合いでもない。それに、謝らないといけないのは、チャーリーを利用した大希のほうかもしれない。
「じゃあ、あの向こうの建物にVIPがいるわけだ」
 チャーリーとテラスに出て、巨大な柱の陰に隠れて抱き合いながら訊いた。彼はもう、息遣いまで怪しくなっている。
「ああ。俺も中まで入ったことはないけど、いろんなプレイルームがあって、そこで奴隷を抱くんだって、エドが言ってた」
 エドというのが、チャーリーのパトロンの名前らしい。大希がズボンの上から尻を撫でているだけで、チャーリーは甘く喘ぎながら、知っていることをペラペラ喋ってくれた。
 相手が同性だというためらいも、今はなかった。孝史をここから連れ出すために必要な情報が手に入るなら、セックスだってするだろう。
「奴隷?」
 それにしても、男娼を奴隷扱いするとはたいした悪趣味だなと、大希は咎めるように訊き返していた。
「ここの連中は、VIPの奴隷なんだ。麻薬を使って、体も心も、そうなるように仕込まれている」
 そんなところだろうと、大希も思っていた。
 孝史が、とうとう耐えきれずに正宗の側から逃げ出したとしても不思議はなかったが、書き置きのひと言も残さず、自分たちを心配させるほど、悪質なヤツではない。なんの連絡もなく行方をくらましたのは、けっして孝史の本意ではなかったはずだ。
 それに……あの根っからの女王様が、いくら金や権力を持っていても、その辺の男に奴隷扱いされて、喜ぶとも思えない。
「エドも、奴隷を飼っているのか? あんたがいるのに……」
「まあね。お互い、そういうことには干渉しない主義なんだ。……ダイキ、直に、触って」
 ベルトを外しながら、直接、性器に触ってほしいとチャーリーにねだられて、大希はいくらか強引に下着の中に指をすべらせた。
「あっ! そこ、奥まで……」
「ゴムは?」
「ズボンの尻ポケットにあるから……」
 改めて指にコンドームを着けて、大希はチャーリーのアナルを抉ってやった。彼は、夢中になって大希の背中にしがみつき、悩ましく腰を揺らし始める。
「気持ちいい、ダイキッ!」
「まだ、イくなよ。楽しませてやるから……」
 早々にイかれたら話が聞けなくなると、大希は苦笑しながら、巧妙に緩急をつけてチャーリーを責めた。
「本当に初めてなのか? すごく、上手い……あっ、あんっ!」
「男は、な」
「妬ましい。こんな体を抱いた女が……」
「エドには嫉妬しないのか?」
「勝手な男だよ。でも、お金をくれる、から……。ひっ、あぁぁっ……! それに、今はあの女王様に夢中で……」
「女王様?」
 エドはホモだったんじゃないのかと、愉悦に泣きながらすがりついてくるチャーリーの顔を覗き込みながら確かめる。
「バーに来てた例の日本人。……ここに監禁されているらしくて。エドが、《氷の女王様》って呼んでたんだ」
「ブッ……!」
 拙いと思いながらも、我慢できずに噴き出していた。まさかニューヨークに来てまで、お馴染みの愛称を聞かされるとは想像もしていなかった。
「ダイキ?」
「ああ、悪い。チャーリー……どうだ?」
「すごくいいっ、そこ、そこっ、あぁぁ――っ……イくっ!」
「イっちまえよっ……」
 指の動きを速くして、探り当てたチャーリーの弱みを徹底的に責めた。腕の中でビクビクと跳ね上がった細身の肢体が、ぐったりと力を失う瞬間、その鳩尾に拳を叩き込む。
「しばらく眠っててくれ……」
 失神したチャーリーを柱の陰に寄りかからせ、念のためにベルトで後ろ手に縛り、ハンカチをその口に押し込んだ。
 これでしばらくは時間を稼げるだろう。チャーリーが発見される頃には、孝史をさらって、このクラブを抜け出している。
 くたびれたレザージャケットの内側から、愛用のシグザウエルP220を抜き、中庭の暗闇へと走りだした。
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